虚ろ舟 泣きの銀次参之章 (100周年書き下ろし)

著者 :
  • 講談社 (2010年1月28日発売)
3.41
  • (6)
  • (13)
  • (15)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 137
感想 : 16

L 泣きの銀次3

斬られ権左と設定を間違えそうになるので注意。こちらもかなり不幸な銀次わ。妹を殺され、19歳で岡っ引き、妹の下手人に嫁お芳の父を殺され、その後実家の小間物屋に入った盗人に両親弟夫婦を殺される(①)。岡っ引きを10年務めたあと足を洗うも10年ぶりに復帰したときにはかつての手下に裏切らる(②)。そしてさらに10年、小間物屋は繁盛し岡っ引きも続けている銀次。今回は次女と惚れ合う①にも登場の平助の運命。臨時廻りのとなった勘兵衛も病に倒れ銀次も岡っ引き最後の事件か。小間物屋の番頭だった卯之助も亡くなって銀次とともに時の流れを感じられる作品。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: う:宇江佐真理
感想投稿日 : 2012年5月3日
読了日 : 2012年5月3日
本棚登録日 : 2012年5月3日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする