シェアをデザインする: 変わるコミュニティ、ビジネス、クリエイションの現場

  • 学芸出版社 (2013年12月15日発売)
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シェアとは所有でなく共有、閉ざすのではなく「ひらく」ものだと思う。「近代」の終焉とリンクしているはず。

日本の社会がシェアを志向したものへと転換しつつあることの現れかもしれない(略)社会がシェア志向へと変わりつつある背景には、日本が縮小社会、つまり人口が減少する社会に転じたという事実がある(239)

「シェア」を通じて垣間見える未来の社会とは、人口の減少とともに余剰となったストックを、その時々の固有の状況に応じた最適な状態で維持し、絶え間なくマネジメントしていくために、人が自ら考え、行動し、かつ人々が、それぞれに固有の価値観に基づいて合意を形成する社会である(243)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年3月11日
読了日 : 2020年3月11日
本棚登録日 : 2020年3月11日

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