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殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)
- 真梨幸子
- 徳間書店 / 2011年5月7日発売
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虐待されて、いじめられて…
いい加減な男に騙されて孕まされて…
整形して美女になっても幸せは続かない…
負の連鎖。カルマ。そして殺人行為にさえも慣れていく…
エグい、イヤミスであることは間違いないが一気に読ませる力強さがある。
2014年11月5日
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キャリー (新潮文庫)
- スティーヴン・キング
- 新潮社 / 1985年1月29日発売
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狂信的な母からの精神的・肉体的支配、同級生からのいじめ。禁欲的であるよう強いられ、男性に狙われないようにと時代遅れなほどズルズルと長いスカートや野暮ったいブラウスを着せられ、二次性徴についての知識も与えられなかった17歳の少女 キャリー。
幼い頃からTK能力を持ち、それゆえ母からも悪魔の子とされ、ティーンエイジャーらしい楽しみとも無縁だったキャリーがつかの間味わったプロム・ナイトの華やかさ。心ない同級生とその彼氏の悪だくみにより、有頂天から一気に突き落とされた悲しみ、怒り。
彼女のTK能力により、チェンバレンの町は凄惨な悲劇の舞台となり多くの死者で溢れかえる。救いのなさが印象的な作品です・・・。
2014年8月22日
弟に「ブタ」と呼ばれていた林さん。(三浦しをんさんも弟に「ブタさん」と呼ばれているし、売れっ子作家になる人は弟にブタと呼ばれる定めなのか・・・)
ずぼらで太っていてモテなかった15歳の林さんは自意識過剰で卑屈であった。東京に出てきて、自分で稼げるようになり、恋をし、結婚をし、今や全てを手に入れたように思える林さんだが、彼女の中にはまだ15歳の惨めな少女がいるのだろう。
「女というのは、15歳の時にどういうポジションにいたかということですべてが決まってしまう」ということ。
女子校なら異性の目をそれほど意識せずにいられただろうし、彼女の辛辣な目線は育まれなかったかもしれぬ。
2014年5月29日
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桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)
- 朝井リョウ
- 集英社 / 2012年4月20日発売
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スクールカースト。
17歳の傲慢さと未熟さ。
人間関係の脆さと自意識過剰。
実果のエピソードって映画でもあったかな?
記憶にない。
目立つ容姿、スポーツの成績、属するグループ、恋人のルックス、経験の有無。華やかなグループは勝ち組で傲慢、地味グループはオタクとか…学校を離れてもそういう見えない階級は存在する。
あの空気感、日常の切り取り方はさすが若い感性だなぁ。
2014年4月30日
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glee/グリー シーズン2 DVDコレクターズBOX
- マシュー・モリソン
- 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン / 2011年10月17日発売
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相変わらず楽しい。しかしうっかり見逃してる回があって、展開についていけない…一気に見たいなー。
2013年5月7日