警察が犯人と目星を付けたら、そこからその容疑者を犯人にするべくストーリーが組み立てられ、それに沿って証拠集めをしてく。
こういうふうにして冤罪は作られていくんだなーという思い。
それに対して、まっすぐに正義を貫こうとする若手検事沖野。
すっかり沖野に肩入れして読んでいたけど、沖野の正義は貫かれたはずだけど、どうなの。
晴れて釈放された松倉の態度と白川弁護士の言葉。
もう、これ、わたしの中ではどんでん返しとも言える衝撃だった。
沖野がすべてを投げ打って貫いた正義は正しかったのか・・・なんてしみじみ考えさせられてしまった。
もちろん、冤罪は絶対あってはいけないことだけど。
この作品で泣くとは思わなかったけど、沖野と一緒に泣いてしまったわ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説:さ〜た行の作家
- 感想投稿日 : 2017年8月2日
- 読了日 : 2017年8月2日
- 本棚登録日 : 2017年8月2日
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コメント 2件
xxnenexxさんのコメント
2018/05/06
ひかるさんのコメント
2018/05/06