ジェラシー、支配欲、嗜虐心≒零れ落ちる思慕、発露する表情、溢れる感情。酸いも甘いも交差する好きという感情が詰まった良作な短編集でした。好きから駆け巡り生じる戸惑い、すれ違ってしまう想いの苦しみ、切なさを切り取った情景とともに浮かべる内に秘めていた秘密を知ってしまった時に思わずポロポロと涙零れ落ちてしまう泣き顔、隠し切れない想いに気付いてしまう照れた赤面した顔を綻ばす百合模様はかぐわしい出来であった。
読書状況:読み終わった
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缶乃
- 感想投稿日 : 2015年3月26日
- 読了日 : 2015年3月26日
- 本棚登録日 : 2015年3月26日
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