乙一 著
ZOO 1の続きのようで続きじゃない!
こちらも6つの短編集で構成されている作品。
解説の島本理生さんも書かれてたように…
北上次郎さんの『何なんだこれは。』という
腰帯のコメント!確かに〜と唸る(・_・;)
乙一氏が異彩を放った作家さんであることは
間違いない‼︎
ZOO 2は不気味さが増すような、それでも
コミカルに描かれていたり、(" ̄д ̄)ゲッ!異常じゃ、とゾッとする思いとはまた別の、何だろう…異様な不思議な感覚に誘われる。
確かに形容し難い。これが所謂、乙一ワールドとしか表現出来ない世界なのだろう。
ZOO 2は
『血液を探せ!』『冷たい森の白い家』
『Closet』『神の言葉』
『落ちる飛行機の中で』
『むかし夕日の公園で』の6編。
“血液を探せ”は物語の入口がホラーかと思わすような…サスペンス仕立て?けどコミカルな、何なんだこれは⁉︎の世界ですな。
“冷たい森の白い家”は不気味(゚д゚lll)でも…
“Closet”う〜む、何だかミステリー劇場か?
“神の言葉”不気味、不気味、異常で哀しい。
“落ちる飛行機の中で”はこれまた何なんだ!
でも、現代を象徴するような笑えるのに、虚しさと切なさが入り混じって、ラストはどうして⁈という気持ちもあったりする。
でも、この6編の中では私的には一番好き。
ラスト6編目”むかし夕日の公園で”
本当にショートストーリー
でも、この短いストーリーの中にグッと詰め込まれる感覚は幼き自分の記憶のどこかにあるような気持ちにさえしてしまう。
この不思議な魅力が多くの乙一ファンを惹きつけているんだろうなぁ。
また次はどんな乙一ワールドの世界を楽しめるかな…と読み終わった後に考えているのだもの。
全く油断も隙もない(^^;;笑
ところで、私も表題の『ZOO』
何で”ZOO”何だろう?って思っていた。
解説の中に説明があった、、
グリーナウェイの映画…(*'ω'*)なるほどね〜
- 感想投稿日 : 2022年7月20日
- 読了日 : 2022年7月20日
- 本棚登録日 : 2022年7月20日
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