ブグ友さんたちの間で大人気の乙一さん。
デビュー作品を遅ればせながら読んでみた。夏だしね。
『夏と花火と私の死体』は、その題名も然ることながら冒頭の一行からセンスが光る。無駄の一切ない文章でギュッと濃縮された物語は、短編なのにしっかりと読みごたえがあった。
子どもの頃の、悪だくみがバレないかハラハラドキドキするあの感じ。セミの鳴き声や早朝のラジオ体操など、あの頃の夏休みがよみがえる。
死体を隠したことなんかないのに、読んでいると一緒にドキドキしたり怖くなったり懐かしくなったりしてしまうから不思議。
物語の構成も見事。あのときのあれが伏線だったのね、と納得すると同時に、最後の展開に驚愕した。完全にやられた~。
『優子』はまた別の雰囲気で、こちらもまさかの展開。そう来たか~と思った。自分が読んできたものがすべてひっくり返る瞬間っておもしろい。あとしばらくお人形が怖くてまじまじと見られないよ~。
これを16歳で書いたという乙一さん。凄すぎる…!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年7月18日
- 読了日 : 2023年7月17日
- 本棚登録日 : 2023年7月17日
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コメント 17件
1Q84O1さんのコメント
2023/07/18
ひろさんのコメント
2023/07/19
1Q84O1さんのコメント
2023/07/19
aoi-soraさんのコメント
2023/07/19
ひろさんのコメント
2023/07/19
土瓶さんのコメント
2023/07/19
aoi-soraさんのコメント
2023/07/19
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2023/07/19
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2023/07/20
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2023/08/01
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2023/08/01
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2023/08/01
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2023/08/01
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2023/08/01
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2023/08/01
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2023/08/01
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2023/08/01