経済学の考え方 (岩波新書 新赤版 53)

著者 :
  • 岩波書店 (1989年1月20日発売)
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本棚登録 : 520
感想 : 34
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経済学の後退を論じた部分が興味深い。政治との結びつきを求めた結果か。

経済学の流れがよく分かった。万能で無いことも。

全体的に行間を埋める思索が必要だった。前提知識があれば良かったのかもしれないが、新書の読了にそのような知識求められるのも現代では酷だろう。数式や概念的な理解がハードルだったか。

ただ、古典の力は存分に感じた。歴史を画する書物は土台になる。そこから縦横に発展ができる。

・ハチスンの人間のための神
・資本主義から社会主義に変わっても人間性の向上はない。
・社会主義官僚に自由はほぼない。
・産業と営利の緊張関係。ヴェブレン
・財政支出の増加、所得税の減税。貨幣供給量を減らして、市場利子率を低下させる。ケインズ。
・所得再分配のパラドクス

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本<経済>
感想投稿日 : 2014年2月19日
読了日 : 2014年2月19日
本棚登録日 : 2014年2月19日

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