本作は、副題に「地方生活についての研究」と銘打ったとおり、狭い人間関係の中で、右往左往する人びとの心理が精緻に描かれている。ドラマチックな場面は少ないが、それが人生と達観させる説得力がある。
解説の当時の政治状況と職業観は参考になる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本<文学>
- 感想投稿日 : 2021年5月6日
- 読了日 : 2021年5月6日
- 本棚登録日 : 2021年4月22日
みんなの感想をみる