父がしたこと

著者 :
  • KADOKAWA (2023年12月19日発売)
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野性時代2023年7月号〜9月号掲載のものを2023年12月角川書店刊。医療、それも藩主と生まれたばかりの赤子の外科手術を話の中心に据えた時代小説。父、母、妻、子そして藩主と医師が登場し、会話や所作が興味深く、静かながらも、緊張感のある展開が続きわくわくする。深く考え良き方向に向かう人たちは清々しくもある。ラストで明らかになる父の藩主を護るための所作は青山流の武家社会の解釈の一つなんでしょが、納得し難いです。父はやらかしてしまった…か。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2024年2月19日
読了日 : 2024年2月19日
本棚登録日 : 2024年2月19日

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