父からの手紙 (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社 (2006年3月14日発売)
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本棚登録 : 3275
感想 : 274
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●本書はミステリーです。私はミステリーとしての面白さと同時に深い親子愛に感動しました。直接ではなく、手紙という形で、間接的に子供への愛情を表現した点で、父親の真心が一層胸を打ちます。
●書中にある文章、「人生の目標は財産、地位、名声などを得るためではない。それを得たことが幸福だということではない。いかなる困難や試練にも負けずに生きていくことにあるのだ。」「麻美子は信じた。父が赤とんぼに姿を変えて見守っていてくれていたのだということを」にぐっときたのは私だけでしょうか?
●私は母子家庭に育ちました。仕事中心の生活の中で子供にどれだけの愛情を注げたか? 疑問に思う今日この頃です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年5月30日
読了日 : 2021年5月29日
本棚登録日 : 2021年5月29日

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