渡良瀬川は、足尾鉱毒事件で死に、今またコンクリートと水門で死につつある。渡良瀬遊水地は栃木、群馬、埼玉、茨木にまたがっている。東北本線古河駅の近く、平塚電機製作所に勤務する南條拓28歳の物語。電気工の仕事ぶり、妻と3人の子供たちとの暮らしがとても丁寧に描かれています。時代は昭和の終わり、平成に移る前の頃。377頁、大作だと思います。佐伯一麦「渡良瀬」、2013.12発行。
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年12月17日
- 読了日 : 2023年12月17日
- 本棚登録日 : 2023年12月17日
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