わたしのささやかな日常に鮮やかな彩りをくれた、当時住んでいたまちの小さな書店で、運命のように引き寄せられてしまったこの絵本。
当時、わたしはご高齢の方の毎日をその人らしく暮らせるためのサポート職に就いていた。
だからより胸に刺さったのかもしれないけれど。
この絵本は、とある理由からたくさんの鮮やかな想い出の記憶が詰まったふうせんを、ひとつ、またひとつ、と時が経つに連れて失くしてしまうおじいちゃんと孫の男の子の切なくも暖かいストーリーになっています。
男の子が幼かったころ、おじいちゃんにはたくさんの楽しい黄色のや時に哀しい青いふうせん、温かい赤いふうせんがあった。
成長とともにカラフルに増えていくふうせんですが、ある日を境に飛んでいってしまって…
悲しむぼくは…
続きは本作を読んで確かめてみてください^^
きっとふうせんは飛んでいってしまったけれど、ボクの心のなかにはずっと鮮やかに浮いていて
のちの人生で向き合う逆境の中で、前を向けるようにそっと背中を押してくれるのでしょう。
いまそばにいれるときに会いにいく。出来ることを後悔しないように。お揃いの記憶を集めよう。
幼い頃に出逢いたかった絵本です!
感謝を伝えたい大切なひとや出産、節目の子どもへの贈り物にも良さそうです^^
一人でも多くの子どもたちに行き渡って欲しい。
素敵な作品。
(書籍情報:https://www.amazon.co.jp/dp/4864841527?th=1&psc=1&linkCode=ll1&tag=honnoakari-22&linkId=44e961f5c6c5662fdb880b30a40fe9b1&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_tl)
- 感想投稿日 : 2023年11月29日
- 読了日 : 2023年11月29日
- 本棚登録日 : 2023年11月29日
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