「知」のソフトウェア (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (1984年3月19日発売)
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本棚登録 : 1391
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今から30年以上も前のためそのままでは応用できない箇所も多いが、それでも色々なヒントを得ることができる。いまだに版を重ねていることにうなずけた。筆者の『田中角栄研究』がコピー機によって可能になったとの指摘は、技術革新がジャーナリズムに与えた影響の一例として興味深い。

印象的なのは、入門書は1冊を3回読むよりも、3冊を1回読む方が3倍役に立つとの指摘である。世の中には1冊を3回(以上)読む方を勧める人も多いが、立花氏曰く、これだと狭い視野しかもてない、とのこと。どちらが良いかはにわかに判断がつかないが、たしかに立花氏の作品のスタイルは、3冊を1回読んでくるなかで作られてきた感じがする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年1月7日
読了日 : 2020年1月6日
本棚登録日 : 2020年1月7日

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