今から30年以上も前のためそのままでは応用できない箇所も多いが、それでも色々なヒントを得ることができる。いまだに版を重ねていることにうなずけた。筆者の『田中角栄研究』がコピー機によって可能になったとの指摘は、技術革新がジャーナリズムに与えた影響の一例として興味深い。
印象的なのは、入門書は1冊を3回読むよりも、3冊を1回読む方が3倍役に立つとの指摘である。世の中には1冊を3回(以上)読む方を勧める人も多いが、立花氏曰く、これだと狭い視野しかもてない、とのこと。どちらが良いかはにわかに判断がつかないが、たしかに立花氏の作品のスタイルは、3冊を1回読んでくるなかで作られてきた感じがする。
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- 感想投稿日 : 2020年1月7日
- 読了日 : 2020年1月6日
- 本棚登録日 : 2020年1月7日
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