連作短編5編
浮世絵の中でも摺師にピントを合わせているのが面白い.絵師が脚光を浴びがちだが,摺りも本当に大事だというのがよくわかる.死んだ妻の里であずかってもらっていた子供と一緒に過ごすことになる安次郎の心の変化が嬉しい.長屋の人情やちょっとした謎解きもアクセントになっている.最後の腕比べでは,ドキドキした.
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史物・伝記・時代物
- 感想投稿日 : 2018年7月22日
- 読了日 : 2018年7月22日
- 本棚登録日 : 2018年7月19日
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