善悪の彼岸 (岩波文庫 青 639-5)

  • 岩波書店 (1970年4月16日発売)
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本棚登録 : 1197
感想 : 39

女性の自立を醜悪といいはる主張には鼻白んでしまいましたが、ドイツがユダヤ人を受け入れられない点については、ナチスの台頭を予言しているようでもあり。
でもニーチェはユダヤ人はヨーロッパで最も強靭な民であり、しようと思えば国を作れるのに作っていないのだから、溶け込みたい願望がある、と分析しているのはおもしろい。
ニーチェ初めて読んだけど、なかなか面白かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養作品
感想投稿日 : 2020年6月28日
読了日 : 2020年6月12日
本棚登録日 : 2020年6月12日

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