“ゴブラー”によって連れ去られた友達・ロジャーを追って北極圏へと向かったライラは船上生活者ジプシャンや鎧を身にまとうクマ、空飛ぶ魔女たちの力を借りつつ敵地へと潜り込む。
そこで子供たちに行われていた悍ましい実験とは。
宇宙からではなく、しかし空からこの世界に降り注ぎ、影響を及ぼしているという“ダスト”。その空に浮かんで見える別世界の街。
うしろには、苦痛と死と恐怖が。前には、不安と、危険と、はかり知れないなぞが。ライラは自身のダイモンと真理計だけを胸に、生まれた世界に背を向け歩き始める――。
おおよそ子供の身には重すぎる世界の真理。しかし主人公・ライラは決して挫けない。諦めない。性格は確かに難ありかもしれないが、彼女は賢く強い、そして思いやりのある少女だ。そしてクマより男前である。
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外国の作家:P
- 感想投稿日 : 2014年4月2日
- 本棚登録日 : 2014年4月2日
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