赤いろうそくと人魚 (日本の童話名作選)

著者 :
  • 偕成社 (1999年11月1日発売)
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本棚登録 : 105
感想 : 20
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6歳の娘は怖がって好きではなかったようだが、私にはぐっときた。
私は、今まで読んだことがなかったお話。

赤ちゃんから手塩にかけて育てた娘を、よく赤の他人に売るなんてことが出来るな……と老夫婦が恐ろしかった。これまで蝋燭作りで散々儲けさせてもらったのに。ただ、昔の日本であるということを考えると子供を売るなんてことは、そんなに珍しい話でもなかったのかもしれないな。現に遊郭に売られる話もあるわけだし。。

詐欺師や村に天罰が下ったのは良かったものの、人魚の娘は逃げられたのかな。
お母さんのところへ帰れていたら良いなと思うけれど、母人魚が最後に現れた事からも、バッドエンドだったのかもしれないなと悲しく思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2024年3月21日
読了日 : 2024年3月21日
本棚登録日 : 2024年3月21日

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