泣きかたをわすれていた

著者 :
  • 河出書房新社 (2018年4月9日発売)
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本棚登録 : 178
感想 : 19
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7年の介護を経て母を看取り、愛したひとや親しい友人たちもこの世を去った。自身にも病の影がさし、経営する絵本の書店も信頼できる部下に譲った。その時の72歳の主人公の境地が、強烈に羨ましい。
「いつでも死ねる。それは、なにより大きな安堵だった。~それは、大きな解放、自由だった。」
人間はいつ、何を納得すれば、死を了解し受け容れられるのだろう?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2020年7月14日
読了日 : 2018年8月29日
本棚登録日 : 2020年7月14日

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