午前0時の忘れもの (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (1997年9月19日発売)
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本棚登録 : 2542
感想 : 180
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事故で湖に沈んだバスが1時間だけ死者を乗せて戻ってくる。

これだけ聴くと、ものすごい切ない物語か!と思うんだが。そこは赤川次郎。笑
切なく悲しい物語をただただ悲しいだけにさせないユーモアが溢れており、うるっときたり、クスッと笑えたり。そんなーみたいな展開も目白押しです。笑笑

赤川次郎特有の、会話で3ページくらい終わるような感じで話も進むのでサクサク読めるし、読みやすい。

ただ、これまた赤川次郎特有だけど、しっかり追っておかないと、誰が喋ってるかわからなくなるから、会話ページは要注意です。笑笑
でも、誰が喋ってるかわからなくても楽しめる本ではあるけども。笑笑

誰でもいっか。なのが通用する案外軽めのタッチの一冊。
久々の赤川次郎でした!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年11月8日
読了日 : 2021年11月8日
本棚登録日 : 2021年11月8日

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