ダーティな狼さんを始めとする手錠と権力が武器の方の仁義の方々、刑事さん達。一方、柄シャツと拳銃とパンチパーマの方の仁義の方々、ヤクザさん達。主にこの二つの場面が切り替わながら進んでいく。
脳内にて、ヤクザ側の相関図がやっと仕上げにかかり綺麗に纏まったところで大きく動き出す後半戦のスピード感が凄まじい。打って変わる緊迫感と、いきなり輪郭のはっきりし始めた物語の道筋に、ヘラヘラしていた自分の背中に喝を入れられたかの様だった。呉原の抗争の行方も勿論の事、その後に備えた数々の伏線回収と明かされる数々の真実に楽しいと面白いが止まらない。
一般論な「正義の定義」で考えると頷ける部分は限りなく少ないはずなのだが、私の目には「己の正義」に迷いも歪みもない狼刑事がとてもカッコ良く見えた。彼の背中を見続けたー狼刑事は前を歩かせていましたがー 日岡の選択もカッコ良い。
語彙力を喪失するくらいカッコ良い。
これはまたいつか再読してしっかり感想を書きたいなぁ....。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本作家
- 感想投稿日 : 2021年2月14日
- 読了日 : 2021年2月13日
- 本棚登録日 : 2021年2月13日
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コメント 3件
yhyby940さんのコメント
2021/02/13
NORAxxさんのコメント
2021/02/13
yhyby940さんのコメント
2021/02/13