長らく積読本になっており、本作を読むために改めて本編「まほろ駅前多田便利軒」を復習用に読み返した次第。スピンオフ作品と謳われているものの、実際はスピンオフ四編+新エピソード三編の計七編から成る実質的な続編である。全編一貫して主人公・多田視点を貫いた本編から一変し、本編の各エピソードに登場したサブキャラクター達の視点で展開されるエピソードは設定の後付け感が気になるものの、キャラクター小説としての外連味は健在で中々楽しめた。行天の熾烈な過去を垣間見せる結末といい、やはり完結編である次回作も読むしかなさそうだ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年7月29日
- 読了日 : 2018年7月29日
- 本棚登録日 : 2018年7月29日
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