乙女の本棚シリーズ
太宰治の葉桜と魔笛は読んだことがなかったので選んでみた。
話し言葉から始まり、美しい病弱の妹と無理難題の甘えも受け入れる優しい姉との手紙にまつわる話で、胸がきゅっと締め付けられる短編小説。ああ、先の見えない不安に包まれた時代にタイムトリップしたような気分。大砲の音、軍艦マアチの音色も恐怖心をあおりながらも、姉妹の甘美な時間が切なさを際立たせる。
文章だけで読むのもいいけど、このように個性的で豪華な挿絵も作品に奥行きが出るよう。たまには良いかも。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
乙女の本棚
- 感想投稿日 : 2022年6月18日
- 読了日 : 2022年6月18日
- 本棚登録日 : 2022年6月18日
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コメント 4件
かなさんのコメント
2023/08/13
☆ベルガモット☆さんのコメント
2023/08/14
かなさんのコメント
2023/08/27
☆ベルガモット☆さんのコメント
2023/08/28