戦後、日本は映画立国であったという設定のSF。映画俳優(美藝公)を頂点とし、映画監督、脚本家達は国の重要人物。新聞の一面は経済ではなく芸能ニュース。経済・金儲けよりも芸能・文化を大事にする国。後半で、もしも日本が経済立国だったら、、、それは陰惨な日本になっていただろう、、、と登場人物達が悪夢を語りはじめる。この本が書かれたのは1980年。まさに経済を優先して文化的に空洞化した今の日本の状況を読み当てているのは流石。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
フィクション(小説等)
- 感想投稿日 : 2022年1月20日
- 読了日 : 2021年8月31日
- 本棚登録日 : 2022年1月20日
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