バカに民主主義は無理なのか? (光文社新書 623)

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  • 光文社 (2013年1月17日発売)
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先進国では民主制が衰退しつつある(エマニュエル・トッド)。民主国家を運営しているのは完璧な存在ではなく我々と同じ人間。人間は愚かで欲張りでずるく卑怯未練なところを持っている。そういう人間の代表が行っている政治は愚かで強欲でずるいものである可能性を持っている。だからこそ情報公開で事実を他者の目に晒すことで問題点を洗い出し続けることが必要。民主制で我々に必要なのは服従や忠誠でなく、支持や参加である。民主主義は確認し続ける必要のある、面倒でまだるっこしいシステムである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション(教養書等)
感想投稿日 : 2016年12月11日
読了日 : 2016年12月11日
本棚登録日 : 2016年12月11日

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