早雲以降の後北条氏を書いた本である。
火坂氏は執筆中に亡くなられたので、その志を受け継いで伊東潤氏が早雲以降の北条氏を書く。
早雲は戦国時代の先駆けとなった武将で、関東を次々と切り従えていった麒麟児と言われたが、その治世は民に優しく、遺訓にも、上下万民に対し、一言半句も虚言を申すべからずとした。早雲が理想としたのは、領民の財も命も穏やかであるべしという思想で、数ある戦国大名の中で
これほど民政に心を砕き、民に慕われた領主もいないといえた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本史
- 感想投稿日 : 2022年8月25日
- 読了日 : 2022年8月26日
- 本棚登録日 : 2022年8月25日
みんなの感想をみる