白鳥の王子ヤマトタケル 終焉の巻 (角川文庫 く 1-8)

著者 :
  • KADOKAWA (2003年9月1日発売)
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本棚登録 : 33
感想 : 3
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白鳥の王子の完結編。
ヤマトタケルの東征後,弟橘姫の死により東征の虚しさを覚えたタケルは大和へ向かって帰省する。
しかしながら,そこに待ちうけるのはオシロワケ王の威光が消え,王権を欲しいままにする物部十千根と子供であるイリビコ王を大王の位につかせたい八坂入姫であった。
これら佞臣らはヤマトタケルに刺客を送り,大和への帰還を阻もうとする。
そんなタケル自身も尾張音彦の娘である宮簀姫(みやすひめ)という妖女の虜になってしまい,何度も怪しい世界に連れ込まれてしまう。
そのたびに弟橘姫に助けられるタケルだったが,そんな姫も死んでしまった後は,タケルも暗い世界へ迷い込んでしまう。
やっとのことで立ち直ったタケルだが,十千根の仕向けた軍に遮られ,大和への帰還の夢も虚しく散ってしまう。
この巻は多くのページを宮簀姫との怪しい世界での戦い?に割かれ,私としては星2つというところ。
白鳥の王子は所謂濡れ場の記述が度ギツク,そこまで描くかとの感じがしないまでもない。もう少し柔らかいほうが読んでいてもすっと入ってくるのだが。。。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本史
感想投稿日 : 2009年3月4日
読了日 : 2009年3月4日
本棚登録日 : 2009年3月4日

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