消費社会に突入したインド社会のレポート。その様相は、日本も含めていろいろな国が経験してきたもので既視感がある。もちろんインドには、ヒンドゥー教・キリスト教・イスラム教等の問題やそれにからむカーストの問題があり、それらの動きについてもわかりやすくまとめてある。ただ、レポートの対象を、インドの中間層に限ったため話はわかりやすいが、レディメイドの消費社会論をインドの現実にあてはめただけのような印象は残る。しかしそれもまたインドのひとつの現実であるだろうし、欲を出して、よく調べもせず他の階層のことを書くよりはよいと思う。
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2012年8月21日
- 読了日 : 2012年8月19日
- 本棚登録日 : 2012年8月21日
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