あいかわらず面白い。
視点も表現も、とてもユニークだ。
蔵書削減のため、最後の一読のつもりで読んだのだけれど、手放すのが惜しいと思ってしまう。
2003.7.14
切り取られた各シーンが、それぞれ強い存在感を持っている、とでも表現したらいいのだろうか。各物語が過不足なく完結している。「カンガルー日和」も、ほのぼのとしていて良い。この2人の描写がもう少し長引いていたら、この話は今よりも色あせていた可能性がある。しかし、本当にいろんな話が集められたものだ。村上春樹の引き出しは多い。知識と冗談がまじりあっていて、面白い。さすがだなぁ、と思った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
9・文学
- 感想投稿日 : 2020年8月10日
- 読了日 : 2020年8月10日
- 本棚登録日 : 2020年8月9日
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