相剋 (中公文庫 と 25-16 警視庁失踪課・高城賢吾)

著者 :
  • 中央公論新社 (2009年4月1日発売)
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本棚登録 : 1122
感想 : 82
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長年に渡る兄弟の確執(とはいえ、悪いのは完全に弟のほうだろう)がついに事件となってしまったという話。解決までに死者がひとりも出ないというのはこの手のものでは珍しいのではないか。そこに救いがあると感じる。
関係ないと思われた2つの事件がリンクするも、主人公が当初から探している人物の行方は一向に分からないという展開で最後まで楽しく読んだ。
僕も頭痛持ちなので、頭痛薬をミントタブレットのように消費する主人公に親近感がわいたが、さすがに午前中に10錠という経験はない。いわゆる金パブ依存(市販薬依存)ではないか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ☆☆☆
感想投稿日 : 2020年9月9日
読了日 : 2020年9月5日
本棚登録日 : 2020年9月9日

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