大きな事件が起こるわけではないので、始めは退屈かなと思ったけど、どんどんのめりこんでしまった。
言葉がなにしろキレイで、ほんとにストンと心に入ってくる。
ぷぷっと笑える言い回しも多いし、じんわり暖かい。
人間の、ぞっとするような一面も見せてくれる。
ほのぼの系のストーリーって流行のようなものもあるのかもしれないけど、
こういう、深い話を書ける人が書く、日常の淡々とした物語は説得力がある。
(後で気づいたけど、これデビュー作らしい。すごい。)
最後の1ページ、鳥肌がたった。
読み終わって幸せな気分になって、しばらく本を置きたくなかった(笑)
円紫さんシリーズ次も読むぞ!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(日本)
- 感想投稿日 : 2012年9月15日
- 読了日 : 2012年9月15日
- 本棚登録日 : 2012年9月9日
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