黒革の手帖(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1983年1月27日発売)
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本棚登録 : 2229
感想 : 201
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久しぶりの松本清張。私の中で文筆格式が高いので、最大限の緊張感を持ちながら読む。今回は元子の凄まじいしたたかさに「この人は凄い人だ」に尽きる。凄いというのは、男を金とみる、怖い、強い、ぶっ飛んでいる、孤独すぎ、頭良すぎ、などなど、形容する言葉が色々出てくる。銀行での恐喝、病院での恐喝。今後の元子の着地点が全く読めない状況。現在、少しだけ下巻に入っていますが、まだまだ分かりません。最後、どうなってしまうのか、仮説①やっぱり逮捕される?②天罰が下る?③元子の一人勝ち?はないよね。仮説検証結果は下巻で!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 女性の強さ
感想投稿日 : 2020年8月12日
読了日 : 2019年6月4日
本棚登録日 : 2020年8月12日

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