昭和ノスタルジーを体感できる感動作!昭和11年2月26日に勃発する二・二六事件をめぐるタイムトリップ物語。タイムトリップ系ベスト3に入る。大学受験に失敗した孝史はホテルでの火事に遭遇するが、平田に助けられ、移動した先は蒲生邸。陸軍大将の蒲生憲之の自決の真相が思いもよらぬ方向に動く。二・二六事件後に第二次世界大戦へと進む日本、誰もがそれを憂い、それを回避しようと努力するが歴史は不変。また、蒲生邸の女中のふき。ふきの愛嬌ある性格に好感を持つ。現代で生前のふきと会えず、ふきへの愛おしさが倍増した。
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涙腺が緩む
- 感想投稿日 : 2020年8月11日
- 読了日 : 2020年4月25日
- 本棚登録日 : 2020年8月11日
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