黙過 (文芸書)

著者 :
  • 徳間書店 (2018年4月21日発売)
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本棚登録 : 357
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【ネタバレします】大学教授の柳谷が自殺する。遺書に「人間として赦されないことでした」と残す。不可解な遺書から派生する以下の3つの話しが最後に1つに繋がる。①瀕死の事故による患者が消えた。②父親がパーキンソン病を患ったふりをしていた。③養豚場から子豚が消えた。これらの真相が明らかになるにつれ、柳谷の自殺の意味が変化する。可愛そうな父親→贈収賄疑惑→最後に豚の臓器をヒトに移植する異種移植を理解する者。親が子を想いが生命倫理の一線を超えてしまった。ヒトは動物よりも優先すべきか?自分が責められているようだった。④

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 学術、知識
感想投稿日 : 2020年12月26日
読了日 : 2020年12月25日
本棚登録日 : 2020年12月26日

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