読友さんお薦めの作家さん、人気過ぎて昔の本(直木賞候補作品)から挑戦。戦前、戦中、そして現代、1人の少女雑誌好きな女性が懸命に働きながら、生きながら主筆になっていく成長譚。老人ホームで過ごす1人の女性がその過去を振り返っていく。そこで見え隠れする淡い恋愛、友人が戦争に巻き込まれていく様、東京大空襲、そして少女雑誌の復興。一方、その描写が中途半端なのか?インパクトに欠けるのか?自分には響かなかった。しかし、昭和ノスタルジーに十分引き込まれ、強い女性の根幹は垣間見れた。『ミッドナイト・バス』は是非読みたい。④
https://prizesworld.com/naoki/senpyo/senpyo158.htm 直木賞選評。「このまま即NHKの朝ドラになりそうな仕上がりが、他の作品と競い合うためにはお行儀が良すぎた――それくらいしか失点が見当たりません。でもこれが意外と大きな要素だということが、文学賞のおっかないところなんです。」 BY 宮部みゆき
「一緒でしょう、拳闘も雑誌も小説も。知性の殴り合いですよ。」BY 上里
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノスタルジー
- 感想投稿日 : 2022年1月29日
- 読了日 : 2022年1月29日
- 本棚登録日 : 2022年1月29日
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