1日中嫌な汗が出た。わが娘・エミリの暴行死、その母親から発せられた4人の娘の友達への復讐と脅迫「わたしはあなたたちを許さない、時効までに犯人を見つけなさい。私が納得できるよう償いなさい」。4人は十字架を背負い、その罪に囚われる。4人はエミリの償いのために殺人を犯す。この悲劇の連鎖は究極まで行く。エミリを暴行した犯人の真相が明らかになり不愉快極まりない状態になる。これぞイヤミスの絶頂。湊さんの突き抜けたイヤミスは壮絶で、この作品は「告白」を超えていると思う。湊さんにはこのまま突き抜けて欲しいと願う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
不条理
- 感想投稿日 : 2020年9月26日
- 読了日 : 2020年9月26日
- 本棚登録日 : 2020年9月26日
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