親鸞 (下)

著者 :
  • 講談社 (2009年12月25日発売)
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範宴から綽空へそして善信へと覚醒するたびにまるで昆虫の完全変態するかのように名前を変えていきまして、妻帯し、念仏し、そして越後遠流が決まり親鸞と名乗るところまで。ほんまのところはどうか、というのはスッカリ気にならなくなって五木ドラマにずっぽりとハマりました。特に選択集(せんちゃくしゅう)の書写を許された時は泣けましたわ、いや〜〜大感動。私自身浄土真宗ではないし本願の宗教理念にはあまり好意的ではなかったんですが、色眼鏡なしにただ一人の愚直で素敵な僧侶の生き方を楽しめました。美形もたくさんでてきてかなりビジュアル的。所謂ヒーローものカテゴリに入れてもいいかもしれない。親鸞かっこよく描かれておりまして、読中読後スッキリさわやか。激動篇に続く、とうとうお待ちかねの越後遠流ですわ、楽しみ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史・伝承
感想投稿日 : 2016年5月27日
読了日 : 2016年5月27日
本棚登録日 : 2016年5月19日

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