源平の怨霊 小余綾俊輔の最終講義

著者 :
  • 講談社 (2019年6月27日発売)
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本棚登録 : 106
感想 : 14
5

非常に面白かった、大満足。個人的にこの数年、鎌倉や京都福原屋島など源平の古戦場などを巡ったりして色々と考えてたのをほぼまとめてくれている感じ。ところどころ、違う感想や感情もあるが、おおよそ言わんとしていたモヤモヤもうまく表現してくれていてスッキリ爽やかな読了感。平家物語だけでなく、保元の乱、崇徳天皇のごちゃごちゃから鎌倉時代終焉まで効果的でわかりやすい系図と年表、箇条書きなどもあり誰でも簡単に理解できる仕掛けになっている。読み応えのある上質の歴史ミステリ。2019年私的ベスト3にランクイン必至であろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2019年8月14日
読了日 : 2019年8月14日
本棚登録日 : 2019年8月10日

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