憲法の無意識 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店 (2016年4月21日発売)
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本棚登録 : 306
感想 : 21
4

【由来】
・確か図書館の岩波アラート

【期待したもの】
・柄谷行人だし、タイトルも興味深い

【要約】
・実は柄谷初体験でした。日本人の憲法に対する無意識を都市計画における「先行形態」と紐付けて江戸時代にそれを見出すというのが面白かったです。何だか加藤典洋と似た印象。

【ノート】
・日本人にとって憲法は最初強制、そこから自発的。江戸時代の高次的復活。無意識の力、スーパーエゴ。

世界史における120年な周期。帝国と帝国主義。新自由主義は呼び名を変えた帝国主義。

リアリスティックな安全保障の考え方こそが偶発的な事故を第一次世界大戦に変えた。軍事同盟とか。日本は今こそ九条をこそ世界に具体的な実行として示せ。

ちゃんと本を買って読む価値がある。宇野弘蔵の話も。佐藤優本との読み合わせをしたい。

柄谷行人は実は初体験。加藤典洋とかぶる、って、ちゃんと読んでないけど。

【HARA無双】
・柄谷行人は昔からしばしば読んでおりますが、最初の印象はまずまずですが、ダボハゼのように何にでも食らいついて(一番、最近、読んだのは中国文化についてだ)、自分の意見を開陳する(私のようだ)ところが鼻について来て、最近は気に入りません。見た目も横柄で不細工な奴だし。

【目次】

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2018年10月28日
読了日 : 2016年7月12日
本棚登録日 : 2016年7月2日

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