柄谷行人のおすすめランキング

プロフィール

1941年兵庫県生まれ。東京大学経済学部卒業。同大学大学院英文学修士課程修了。法政大学教授、近畿大学教授、コロンビア大学客員教授を歴任。1991年から2002年まで季刊誌『批評空間』を編集。著書に『ニュー・アソシエーショニスト宣言』(作品社 2021)、『世界史の構造』(岩波現代文庫 2015)、『トランスクリティーク』(岩波現代文庫 2010)他多数。

「2022年 『談 no.123』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柄谷行人のおすすめランキングのアイテム一覧

柄谷行人のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『世界史の構造 (岩波現代文庫 学術 323)』や『世界共和国へ 資本=ネーション=国家を超えて (岩波新書)』や『探究(1) (講談社学術文庫)』など柄谷行人の全277作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

世界史の構造 (岩波現代文庫 学術 323)

776
4.14
柄谷行人 2015年1月16日 本で見る

感想・レビュー

産業資本の本質はあくまで、「労働力の商品化」にある(本書p.319) ここにはカールポランニーの悪魔の碾き臼をさらにわかりやすくしている。土地、資本、労働... もっと読む

世界共和国へ 資本=ネーション=国家を超えて (岩波新書)

734
3.45
柄谷行人 2006年4月20日 本で見る

感想・レビュー

国家や共同体(ネーション)を越えたつながりとして、世界共和国の理念を説く。 社会構成単位規模により、生産から交換の発生し、交換様式は変わる。個(贈与)⇒... もっと読む

探究(1) (講談社学術文庫)

676
3.72
柄谷行人 1992年3月5日 本で見る

感想・レビュー

柄谷行人を読むと、確かに何かつかめたような気持ちになる。でも、それははかなく終わる。たぶん柄谷行人は(坂口安吾やウィトゲンシュタインと同じで)「考えるヒン... もっと読む

必読書150

614
3.35
柄谷行人 2002年4月1日 本で見る

感想・レビュー

選書者のみんな、ガチで薦めてくる。 1/3くらいはどうにか読んだことがあるものの、残り100冊の必読書を読むには寿命が足りない。プルーストの『失われ... もっと読む

定本 日本近代文学の起源 (岩波現代文庫 学術202)

513
4.18
柄谷行人 2008年10月16日 本で見る

感想・レビュー

文学的に相当訓練を積まないと、本書を了解していくことは困難だ。しかし、その大意を掴むことができれば、本書が扱う問題に関して、現代にも通じている事情が分かる... もっと読む

マルクスその可能性の中心 (講談社学術文庫)

451
3.44
柄谷行人 1990年7月5日 本で見る

感想・レビュー

 マルクス『資本論』で論点となる「価値形態論」を、著者の柄谷行人が一読者として、これまで思惟されていなかった思想を読み解き、それを我々読者に向けて語ってい... もっと読む

力と交換様式

440
3.91
柄谷行人 2022年10月7日 本で見る

感想・レビュー

【はじめに】 柄谷行人は、『探究』でマルクスの資本論の神髄を交換(交通)に見てとって以来、社会の基本動因として生産よりもまず交換を優位に置く交換様式論を... もっと読む

トランスクリティーク カントとマルクス (岩波現代文庫 学術233)

434
4.15
柄谷行人 2010年1月15日 本で見る

感想・レビュー

カントとマルクスの思想的基盤に独立小規模事業者の協同組合(アソシエーション)を見出し、資本主義を超えた世界としてアソシエーション論を提言する。これは自由の... もっと読む

世界史の構造

431
4.12
柄谷行人 2010年6月24日 本で見る

感想・レビュー

柄谷の考える「交換様式」から世界史を解釈する手法について以前考えたことがあり、そのせいで読書に雑念が入る。考えながら読むのは良いことかも知れないが、素直に... もっと読む

意味という病 (講談社文芸文庫)

407
3.71
柄谷行人 1989年10月4日 本で見る

感想・レビュー

p.1989/10/11 もっと読む

日本近代文学の起源 (講談社文芸文庫)

402
3.71
柄谷行人 1988年1月1日 本で見る

感想・レビュー

1 風景の発見 2 内面の発見 3 告白という制度 4 病という意味 5 児童の発見 6 構成力について 著者:柄谷行人(1941-、尼崎市、哲学) もっと読む

探究2 (講談社学術文庫)

382
3.69
柄谷行人 1994年4月4日 本で見る

感想・レビュー

"『探究』において問い続けたのは、「間」あるいは「外部」において生きることの条件と根拠だといってよい。それはいわば超越論的であると同時に、「超越論的動機」... もっと読む

憲法の無意識 (岩波新書 新赤版1600)

342
3.71
柄谷行人 2016年4月22日 本で見る

感想・レビュー

憲法九条は無意識の超自我である。アメリカに押し付けられたものでもなく、憲法九条は、天皇体制の護持を謳う一条とセットで検討されたが、マッカーサーにとっても重... もっと読む

日本近代文学の起源 原本 (講談社文芸文庫)

296
4.12
柄谷行人 2009年3月11日 本で見る

感想・レビュー

https://lib.tezukayama-u.ac.jp/opac/volume/988772 もっと読む

遊動論 柳田国男と山人 (文春新書)

276
3.87
柄谷行人 2014年1月20日 本で見る

感想・レビュー

(01) 柳田国男が用いた「実験」あるいは「実験の史学」をヒントに,1960年代以降,た評価が左右に揺らいでいる柳田の立場を擁護し,柳田テキストの新たな... もっと読む

倫理21 (平凡社ライブラリー 471)

273
3.54
柄谷行人 2003年6月9日 本で見る

感想・レビュー

一度では分からず読み返している。 沢山の哲学者が出てくる、誰がどの時代に生きたのか知りたく哲学者年表にしてみた。 カント(1724-1804) どうし... もっと読む

哲学の起源

268
4.13
柄谷行人 2012年11月16日 本で見る

感想・レビュー

哲学とは何か。 哲学の系譜や難解な言葉で綴られる哲学者の思想を理解することに時間を費やし、我々は本来的な哲学、つまり「世界や人間に対する根本的な問いの追... もっと読む

世界史の実験 (岩波新書 1762)

266
3.33
柄谷行人 2019年2月21日 本で見る

感想・レビュー

歴史は実験可能。自然選択という意味で。再現性を持つという意味ではない。ロシア革命や国際連盟の創設は社会変革の実験の典型。マルクスやカントの構想した理念。エ... もっと読む

哲学の起源 (岩波現代文庫)

254
4.27
柄谷行人 2020年1月18日 本で見る

感想・レビュー

本書と問題関心が共有される『世界史の構造』は、社会構成体の歴史を「交換様式」から見る企てであった。 互酬的=相互扶助的関係(交換様式A)を高次元で回復しよ... もっと読む
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