特捜部Qシリーズ第二弾。なかなか好調だ。はぐれ者カール・マーク警部補と助手のアサドの絶妙なコンビに今回新たにローセという女性アシスタントが加わって3人のチームになった。カールはもてあまし気味だけど、このローセがなかなかのやり手でチームにはなくてはならないピースになっている。今回の事件は20年前の暴行殺人事件。容疑者はすでに逮捕されて服役中。だが裏がある。ということで特捜部Qの出番となった。犯人たちとその手がかりとなる女性の存在は早い段階でわかっているので、あとはそれをどう追い詰めていくかだけだ。犯人たちの過去の悪行とか異常な殺戮嗜好とかの描写が多くてちょっと中だるみ気味だが、最後のあわやという緊迫感とリーズナブルな結末はまずまずか。まあやはりカールたちの魅力だな。次も読むぞ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外ミステリ
- 感想投稿日 : 2014年3月21日
- 読了日 : 2014年3月16日
- 本棚登録日 : 2014年3月21日
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