淳水堂さんの感想・レビュー

リスとお月さま

著者 : ゼバスティアン・メッシェンモーザー 松永美穂

• コンセル (2007年3月1日発売)

2年生と、5年生の読み聞かせに持っていきました。
時間：5分程度

馬車から丸くて黄色いチーズが転がり落ちてリスの巣に落っこちました。
リスは「空からお月さまが落ちてきた！ぼくがお月さまを盗んだと思われて牢屋に入れられちゃう！！」と思ってお月さまを空に戻そうとしますが…

絵は割と写実っぽいのですが、そのためかわいらしさやすっとぼけた感じがよく出ています。
色も抑え目のなかにお月さま（チーズ）だけが真っ黄色で良く目立ちます。牢屋に入れられると想像する場面は絵が白黒になり、真面目にすっとぼけた感じです。

文章は少ないけれど文も絵も分かりやすく読み聞かせに向いていたなあと思いました。

2年生はまだまだ読み聞かせの時の反応が大きいので、
リスが「お月さま」と言うたびに「ええ～チーズでしょ～」と言って来たり、牢屋に入れられると想像する場面（絵が白黒になる）では「また牢屋入れられちゃった～～！！」と受けてました。

5年生は反応は静かですが、牢屋の絵では「クスクス」という笑いが。
しかし娘に感想を聞いたら「あのね？月の大きさ考えて？落ちてくるわけないでしょ？」と言われました。。高学年相手は難しいな～。

感想投稿日 : 2018年2月18日

読了日 : -

本棚登録日 : 2018年2月18日