※2007/5/11のblogより転載
大学院に在籍する桜井京介は、西洋建築マニアである。そして、建築探偵という隠された一面も持っている。
京介のアシスタント蒼によって貼られた「西洋館鑑定」のチラシを見た遊馬理緒(あすまりお)が、調査を依頼してきた。依頼する物件は、伊豆にある遊馬家の別荘「黎明荘」。今は亡き理緒の祖父遊馬歴(あすまわたる)が建てた、スペイン風の洋館である。
その洋館には、ある隠された謎が・・・
一見、一般的なスパニッシュスタイルに見える館は、実の所矛盾した造りが施されていた。そして、黎明荘では奇妙な事件が頻発する。発端は、主の歴の死。警察では事故死の扱いだが、実は殺人であるとの疑いが・・・
内容的には、大きなサプライズがあるわけでもないけれど、テンポがいいのでどんどん読み進めることが出来ました。ただ・・・作者のセンスが自分には合いませんでした。
まず、有りもしないような登場人物の名前.これ、はっきりいって萎えます。はい。わたしは、ダメです。珍しくても、まだありそうな名前ならいいのですが。
そして、キャラが痛いというか、ちょっとウザイというか、もっとナチュラルでもいいのではないかと。
ストーリーの中でキャラが浮きまくりという感じで.なんとなく少女漫画のキャラチックなイメージ。ま、そうでもしないとこの物語が成り立たないとも言えるのですが。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2020年11月23日
- 読了日 : 2007年5月11日
- 本棚登録日 : 2020年11月23日
みんなの感想をみる