お弁当箱を通り越して、これは重箱!
がんばるよ。§^。^§
と宣言して始まった日から何日かかったかしら・・・
今、ため息。
凄い本を読了してしまいました。
五つの構成から成り、それぞれが独立した形をとってはいましたが、
ひとつひとつのエピソードや入れ子式になっているストーリーは
まさしく、アルチンボルドの絵の中にある果実や野菜のようでした。
最後まで読み通さなければアルチンボルドも表現したように
人物の顔が見えてこない仕掛けになっていました。
飛ばし読みや斜め読みを頑として許さないその文章は
達成感の極みという快感に私を連れてきてくれて
今はもう本当にため息のみ。
腕や手のひらに残る鈍痛が本の存在感を如実に残してくれてはいますが、
それよりも胸のうちに残る様々な残像が痛いほどです。
もっと沢山の人に読んでもらいたい!
語り合いましょう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
人生
- 感想投稿日 : 2012年11月7日
- 読了日 : 2012年11月18日
- 本棚登録日 : 2012年10月22日
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