日本画家による文字のない大型絵本。
大人向けのコーナーに配架されてあり、表紙の青色に思わず惹きつけられた。
青は、星空を散りばめた夜空を表現している。
星空を映しているのは流れる川か…
深い森のなかに住んでいる親子のシカ。
子ジカが流れ星を追いかけて、見知らぬ世界へと駆けていく。
一夜を過ごしたあとに親ジカの元へ戻る。
美しい絵だけで充分に伝わってくる物語。
捲る度に風景から音が想像できる、そしてすぎてゆく時間も一目瞭然である。
開いた右側にシカと風景が、そして左側にはスケッチ風に子ジカの辿った地図が描かれている。
この一夜の冒険で、子ジカは何を感じたのだろう。
帰ってきて親に何を伝えたのだろうか…。
ちょっと成長して逞しく見えたのは気のせいではないだろう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年5月9日
- 読了日 : 2023年5月9日
- 本棚登録日 : 2023年5月9日
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