傲慢と善良

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2019年3月5日発売)
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婚活で知り合い結婚を控えていた西澤架と坂庭真実…西澤架が結婚に踏み切ったのは、坂庭真実をストーカーから守りたい…そんな想いを強くしたからでもあった…。ある日、坂庭真実が忽然と姿を消し…彼女は無事なのか、手がかりを求めて実家のある前橋を訪ねる…。

読み始め、思ってもなかった経過に驚きました!婚活ってこんな感じなの??これから婚活しようとしている人、今婚活している人にはちょっときつい展開…。作中に「傲慢と善良」って結構出てくるけれど、そもそも婚活で異性を値踏みすること自体が傲慢??…いやいや、婚活だけとは限らない…友達間でだってそういうことってあるかもしれない…そんなことを考えながら悶々とした気持ちで読みました。西澤架目線の章から坂庭真実目線になって、その頃から、彼女を応援したい気持ちになりました!自分の人生、好きなように、誰にも左右されずに生きていいんだよって…エンディングも希望のあるエンディングになったので満足です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 辻村深月
感想投稿日 : 2023年2月26日
読了日 : 2023年2月26日
本棚登録日 : 2023年2月24日

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