殺戮にいたる病 (講談社ノベルス アK- 5)

著者 :
  • 講談社 (1994年8月1日発売)
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本棚登録 : 189
感想 : 27
5

繰り返される凌辱殺人…犯人は蒲生稔、犯人目線と家族目線、事件を追いかける元刑事の目線と、3人の視点から時期を追って描かれている…。

犯人はもうわかっているのだからと、その点では油断していたけれど…最後の最後で思ってもなかった展開に…!混乱してしまいました(汗)。この作品ってもうだいぶ前の作品なんですよね…携帯電話もないし、ディスコなんて、きっと今の若い世代の子はわからないだろうなぁ…。

殺戮シーンの描写は読んでいてかなりキツく、こんな作品は初めてかも…!そして見事にダマされてしまい、もう一度読み返したくなってしまいました。ホント、何て言ったらいいのか、気持ち悪いのが苦手な方には受けないだろうけれど、でも最後のどんでん返しは見事!スゴイ作品です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 我孫子武丸
感想投稿日 : 2023年3月1日
読了日 : 2023年3月1日
本棚登録日 : 2023年2月27日

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コメント 2件

ヒボさんのコメント
2023/03/01

かなさん、こんばんは♪
禁断の書に手をつけちゃいましたね^^;
うまいと感じる作品は数多ありましたが、本書以上の衝撃には今後も出会える気がしません。
衝撃と共に読み終え、伏線を探すためにそのまま読み返した唯一の作品。
本書の衝撃が数年ぶりに読書を再開するトリガーになりました。

かなさんのコメント
2023/03/02

ヒボさん、おはようございます。
ええ…まさに「禁断の書」でした(^-^;
今までにない読書経験をさせてもらいました!
ホント、ただただ、スゴイっ!!そう強く感じた作品でした。
他の作品をどれだけ読もうとも
この作品だけは、忘れられないだろうし、
またきっと読んじゃうだろうな…
そんな中毒性も感じます!
だからヒボさんの今回のコメント、激しく共感します(^^)
いつもいいねを、そして今回はコメントをありがとうございました。

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