ツバキ文具店 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎 (2018年8月3日発売)
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本棚登録 : 11924
感想 : 799
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鎌倉でツバキ文具店を営む雨宮鳩子は、周囲からは鳩にちなんでポッポちゃんと呼ばれていた…。そのお店は代々、文具の販売と手紙の代書も生業としていた…。代書の依頼は絶えずあり、年賀状の宛名書きのようなことから、ラブレターや借金の断り状、天国からの手紙、絶縁状まで…依頼者の気持ちに寄り添い、依頼者の希望を叶える形で引き受けている…。

先代である祖母に厳しく育てられた鳩子は、それに強く反抗したまま、ついにはお互い分かり合えないまま先立たれてしまうが…先代が遺した文通相手との手紙から、いかに自分が愛されていたのかを知ることになる…。

手紙っていいなぁ…気持ちがそのまま伝わるなぁ…なんか、自分でも誰かに手紙を書いてみたくなるような、そんな作品でした。作品中に描かれている、天国からの手紙…じーんときました!あとお隣のバーバラ婦人…キラキラのおまじないをし(これ、私もやってみようっと!)、今が一番幸せで、毎日が何が起こるかわからない冒険と話す彼女のように、素敵に年を重ねられたらいいなって感じました。ポッポちゃんの今後も気になるし、「キラキラ共和国」、すぐ読みます(^^)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小川糸
感想投稿日 : 2023年2月14日
読了日 : 2023年2月14日
本棚登録日 : 2023年2月13日

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コメント 6件

辛4さんのコメント
2023/02/15

かなさん、おはようございます~♪
すっごくいいもの、よんでますね~
じんじんきたきた~

かなさんのコメント
2023/02/15

辛4さん、こんにちは。
本当に、いいもの、読めました!(^^)!
辛4 さんも読まれてますよねっ!
多くの方がこの作品読まれていて
皆さん、高評価!
しかも、この装丁もなんだかかわいくって、
いつか読みたいと思ってました。
読んで、高評価を実感しましたよ。
コメント、ありがとうございます。

辛4さんのコメント
2023/02/19

かなさん、すごいな~、、、と。
つぎは「ツナグ」でした。いいですよね。
私はあまりに感動して、娘に録画送りました。すごくよかったといってましたよ(本も送りましたが、きっと読まないだろうな、と踏んでビデオにしたのです)。少しでも本をよんでくれるといいのですけどね。

今月、装丁やられている方がフォロワーさんになってくれました。
いつか声かけしてみようかな、と思っている次第です(いいでしょ)。

辛4さんのコメント
2023/02/19

↑娘に送ったのはツナグの映画です。このドラマはみていません。録画はあるので、いつか、ね。

かなさんのコメント
2023/02/19

辛4さん、こんにちは!
「ツナグ」よかったですよぉ~(^^)/
感動っ!!共感できて嬉しいです♪
私にも娘がいるけれど
この本いいから読んでみてって勧める作品もあるけれど
なかなか…手に取ってもらえないっ!
読書が嫌いな子じゃないんですけどねぇ…
もともと図書館通いも娘の影響ですから(^^;)

でも青山美智子先生の作品とか
望月麻衣先生の「満月珈琲店」なんか
娘のお眼鏡に叶ったようですけどね!!

装丁関連のフォロワーさんですか??
いいですねっ!
これも「ご縁」ですね(^^)/

かなさんのコメント
2023/02/19

辛4さん、私は最近原作から入ってしまって
なかなか映像まで回らなくって…
原作だけで満足しちゃってる感じです。
少し前までは、本読むより
ドラマや映画の方が疲れないから好きだったんだけれど
最近は、読書時間の方が圧倒的に長くなってます。
原作とあまりにも違う映像も多いとがっかりしたりするし…

でも、「ツナグ」の映画は観てみたいですね!
いつになるか、わからないけれど(^^;)

辛4さん、コメントありがとうございます!

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