鎌倉でツバキ文具店を営む雨宮鳩子は、周囲からは鳩にちなんでポッポちゃんと呼ばれていた…。そのお店は代々、文具の販売と手紙の代書も生業としていた…。代書の依頼は絶えずあり、年賀状の宛名書きのようなことから、ラブレターや借金の断り状、天国からの手紙、絶縁状まで…依頼者の気持ちに寄り添い、依頼者の希望を叶える形で引き受けている…。
先代である祖母に厳しく育てられた鳩子は、それに強く反抗したまま、ついにはお互い分かり合えないまま先立たれてしまうが…先代が遺した文通相手との手紙から、いかに自分が愛されていたのかを知ることになる…。
手紙っていいなぁ…気持ちがそのまま伝わるなぁ…なんか、自分でも誰かに手紙を書いてみたくなるような、そんな作品でした。作品中に描かれている、天国からの手紙…じーんときました!あとお隣のバーバラ婦人…キラキラのおまじないをし(これ、私もやってみようっと!)、今が一番幸せで、毎日が何が起こるかわからない冒険と話す彼女のように、素敵に年を重ねられたらいいなって感じました。ポッポちゃんの今後も気になるし、「キラキラ共和国」、すぐ読みます(^^)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小川糸
- 感想投稿日 : 2023年2月14日
- 読了日 : 2023年2月14日
- 本棚登録日 : 2023年2月13日
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コメント 6件
辛4さんのコメント
2023/02/15
かなさんのコメント
2023/02/15
辛4さんのコメント
2023/02/19
辛4さんのコメント
2023/02/19
かなさんのコメント
2023/02/19
かなさんのコメント
2023/02/19