新版 家を買いたくなったら

著者 :
  • WAVE出版 (2011年2月17日発売)
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家は幸せになる為の道具ではあるが、幸せそのものではない。
リスクをきちんと把握してから購入する。
また、まずは理想をきちんと立てて進める。
制限から考えない。

無理をしない資金計画を立てる。
お金で諦めることのないようきちんと貯蓄をする。
これはお金に関する考え方として納得できる。
お金が条件で選択肢が狭まることは少なくしたい。

著者のローンに対する考え方は以下。
*ボーナス返済を考慮しない。
*せめて一年間は無収入で生活ができ、ローンも払えるように考える。
*購入金額を決める時に万が一を考え、食費、学費、ローンの合計の6〜12ヶ月の貯金を残すことを目安にする。
*ローンはいくら返せるか。どの位返し続けられるか。を考える。
*最悪の場合、貸すことを念頭に入れる。

理想の家を見つけるには王道しかない。情報収集して足を実際に使い、現物を見ること。
1.不動産購入と自動車購入は全く異なる。
2.人を信用し過ぎない、任せ過ぎない。
3.多くの物件を比較検討し、時間をかける。最低20件見ることを推奨している。
4.疑問点、おかしい点は質問しそのままにしない。
5.書籍の情報だけに頼らない。
6.性善説に立たない。

不動産との付き合い方
1.しっかり返事を返す。
2.リップサービスは禁物
3.業者の車に乗らない。

現在の低金利は非常事態の非常金利だということを忘れない。

とても参考になった。
家を買うことの目的を見失わないようにする。
現在の金利でローンが支払えるように感じてしまうことは本当に驚きたが、
勘違いしてしまいがちである。
人生の中で家というものを正しく捉え、考えるよいきっかけになった。
実際購入する際に再度読み返す。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2018年11月23日
読了日 : 2013年9月9日
本棚登録日 : 2018年11月23日

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