ゾウリムシに知性はあるのか?カテゴリーの新書。知性として認識されるもののメカニズムは意外と単純なものの中にあるということを、粘菌を通して探っていく。最短経路の算出を行う実験、このネットワーキングがどのようなアルゴリズムによって行われるのか?分散処理の総体としての知性の表れ。後半は、学習、逡巡といったさらにチャレンジングな課題に挑んでいく。たぶん現在進行形の研究も多いため、特に後半部分は考え方のアイディアレベルの紹介が多いがとても楽しめる。刺激による周波数の選択と位相の揃い加減。まあ世の中が波しかないとしたらそこだよね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
科学論
- 感想投稿日 : 2014年11月13日
- 読了日 : 2014年11月13日
- 本棚登録日 : 2014年11月13日
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